闘う戦士(きみ)たちへ愛を込めて | 東進ハイスクール 藤沢校 大学受験の予備校・塾|神奈川県

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2024年 1月 27日 闘う戦士(きみ)たちへ愛を込めて

こんにちは、担任助手3年の清本です。

この前、飼っているインコから頭にウンをひっかけられました。ウンなんてなんぼあってもええですからね。

この運、君たちにあげるとしましょう。

 

受験生の皆さんはもうすぐやってくる二次私大に向けて、ひたすら演習を繰り返してることかと思います。本当にお疲れ様。本気で努力している君たちの姿は本当にかっこいい。大学生ながら勇気をもらいます。

さて、試験が直前に迫った君たちは一体何を思っているのだろうか。今までの成果を発揮してくてうずうずしている人、不安で押しつぶされそうな人、受験後の楽しみを考え始める人、人それぞれかと思う。

「俺は絶対に大学に受かる!」・「受かる気しかしない!」と思っている君。大変結構。受験生が持つべき心構えとして大変立派だと思う。その自信は絶対に手放しては行けないよ。自信という最大の味方を持ったまま、ただ慢心はせずにあと一ヶ月ほどの受験生生活を闘ってほしい。

しかし、全員がそんな強靭なメンタルを持っているわけではないということを僕は理解している。なぜなら自分自身がそうだったから。迫り来る受験の波が怖くて怖くて仕方がなかった。どんだけ頑張っても自分に明るい未来は来ないんじゃないか、自分の努力は泡となって消えるのではないだろうか。そう思う毎日だった、不安すぎて3時まで寝れない日が続いたこともあった。だから、メンタルがそこまで強くないという君、まずは安心してほしい。僕が君の理解者です。君は1人じゃないということを理解して上で、長くなるけれど続きを読んでほしい。

そんな不安が続く毎日の中、1人で抱え込むのがしんどくなった僕は担当の担任助手に相談をした。その時に言われた言葉で僕の気持ちは前を向いた。

“どれだけ努力しても第一志望に受からない限り後悔は残る。今はその後悔をどれだけ無くすかの勝負なんだ。落ち込む時間は全くと言っていいほどない。落ち込んでいる時間があるなら、どうしたら自分が第一志望に受かるのかを考えて実践しなさい”、と。

今思えば、なかなかに厳しいことを言われた気がするが、実際言ってることに何一つ間違いはなかったし、あの時の僕にも腑に落ちる言葉だった。そこから僕はがむしゃらに勉強をした。気づいたら受験が終わっているくらいがむしゃらに努力をした。

僕はあの時の担任助手のように喝を入れる言葉をかけられる程、人間として完成していない。だからせめて、これからみんなに意識してほしいことを共有させてほしい。

①顔をあげない。

勉強に疲れてもすぐ顔をあげてはいけない。その休憩時間は本当に必要かな?ここからは1秒も無駄にはできないはず。疲れただけですぐ休んでもいいのだろうか(もちろん適度な休憩は必要!)。

②下を向かない。

過去問を解いていれば、点数が奮わないなんてことはよくあることだと思う。その手に持っている奮わなかった問題用紙は果たして本番のものか?たかが過去問だろう?その過去問の点数で合否が決まってたまるものか。

③周りを見ない。

周囲の友達が過去問の点数で盛り上がっていたり、合格ではしゃいでいたりすることもあると思う。それでも気持ちを持っていかれてはい気ない。

友達は友達、君は君。やるべきことを見失ってはいけないよ。

④後ろを振り返らない。

受け終わった試験の内容が心配で引きずってしまいたくなる気持ちも十分理解できる。それでも歯を食いしばって前を向いてほしい。最後の試験が終わるまで勝負は終わりではない。

⑤先のことを考えない。

後ろを振り返ってはいけないといったが、かといって思考が先に行きすぎるのもダメ。受験後の心配をしたくなる気持ちもわかる。でも先のことは今は忘れよう。

そんなに向く方向を制限されてどこを見ればいいんだ!なんて思うかもしれない。答えは簡単。

前を見る。

受けた試験の結果がどうであれ、ましてや過去問の点数がどうであれ、君が受ける最後の大学の最後の科目の終わりのチャイムまで君たちの闘いは終わらない。最後のチャイムが鳴るその瞬間まで前を見続けて、自分のやってきたことに誇りと自信を持って、自分のやるべきことだけをがむしゃらにやり続けてほしい。自分が受かってるかなんてものは誰にもわからない。わからないからこそ、未来を思う時間があるのなら、次の試験そのまた次の試験とやってくる可能性と向き合って努力し続けてほしい。

今の状況に苦しんでいる君、どうにかその現状を打破してほしい。どうか今までの努力を無駄にしないでほしい。

自分じゃどうすればいいかわからない自分の力ではどうしようもない。そう思うこともあるかと思う。

そんな時は誰かに頼ろう。保護者、友達、担任助手、誰でもいいからとにかく頼ろう。

君の周りにいる人たちはみんな、君の味方です。

受験期においての主役は君だ。受験期くらいわがままになってもいいじゃないか。

君の周りにいる人は迷わず手を差し伸べてくれるはず。頼れるものはなんでも頼っていこうじゃないか。

そしてもう一つ。

第一志望に受かるという目標だけはどうか忘れないでほしい。君がどんな理由でその大学を志したのかは僕にはわからない。でもどんな理由であれ、自分が一度行きたいと願った夢をどうか諦めないでほしい。諦めなければ受かるなんて言葉は綺麗事であることはわかっている。

でもこれだけは言わせて欲しい。

諦めた瞬間全ては終わるし、諦めなかったら変わる未来があるかもしれない。未来を変えることができるのは諦めなかった人間だけ。先ほど述べたように、第一志望に合格しない限り、どこかに後悔は残ります。だからあと少し、本当にあと少しだけ頑張ってほしい。正しい方向で十分な量なされた努力は裏切らない。

 

さあ、1年あるいはそれ以上の月日をかけて向き合ってきた受験がもうすぐで終わろうとしている。

闘おう、そして勝とう。

今まで君が悩んで、壁にぶつかって、挫けそうになって、それでもめげずに、諦めずにつかんできた努力の結晶の全てぶつけよう。

君なら絶対に大丈夫。

自分の努力を信じて。

拙い文章を読んでくれた君の心に少しでも勇気を与えられたことを願うとともに本気で闘ってきた君が、満開の桜の中、最高の笑顔で大学生を迎えられることを心から祈っています。

担任助手 清本 翔一朗

 

ーおまけー

タイトルの「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」は僕が好きなサザンオールスターズが歌う一曲のタイトルです。

ついでに、サザンオールスターズの「栄光の男」という歌が僕は一番好きです。

どちらも本当に勇気がもらえる良い曲なので勉強の休憩時間にでも聞いてみてください。

感想聞かせてくれたら嬉しいです。