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2023年 12月 4日 国文の併願の話をしよう

安達です。

タイトルはマイケル・サンデルの著作、「これからの正義の話をしよう」を意識したものになっています。

読むことを強要するつもりはありませんが、読まないことによる損の方が大きいですよ!と言ったら手に取ってもらえるでしょうか。

挑戦しないことの一番の損失は以後自身の気付かないところで機会・チャンスを失うことであると校舎長の野々山さんが教えてくれました。

是非読んでみて感想を教えてください。

本日のテーマは、国公立文系向けのための併願校の決め方についてです。是非参考にしてみてください!
 
大前提として、行きたい大学、学部で選んでください。それは立地や雰囲気にも依ると思います。四年間は決して少ない時間ではありません。通うとなったときに、後悔しない選択をしましょう。
 
それではまず東大及び一橋を志望しているあなたへ。
後期試験は横国などと一橋経済とで迷う人もいるかと思います。ここには明確な区別があると思っています。後に述べることを総合して言えることでもありますが自信があるかどうかがすべてです。知っての通り後期試験の難易度は前期のそれとは全く異なります。それぞれ一つ上の志望校を目指していた人が受験するからですね。
 
旧帝神戸を志望する人が一番迷うと思います。何に迷うかと言えば、早慶を併願に受験するかどうかですね。
また、結論を急ぐようですが横国他地方国立大学を第一志望にしている人に、早慶の受験は勧めません。以下のように考えているからです。
 
併願校を考えるにあたって、最初に決めるべきは受験科目でしょう。二次試験で使う科目をもとになるべく、得意な科目を使い、合格に近づく型で受験するようにしましょう。
私立は受験の型が数種類あるので事前にきちんと調べておきましょう。
 
さて、先程の話に戻りますが、早慶は最上位の人しかおすすめしません。最上位というのも幅があって伝わりにくいと想うのではっきり言うと、東大志望及び旧帝の上位層が受かるレベルであると捉えています。
東大合格者でも落ちることは全くもって珍しいことではありません。しかし逆に東大志望者の中で、しっかりと実力の伴った志望者であれば対策はきちんとできていなくとも合格する例もよく見かけます。
実際に私と同じグルミだった生徒で、東大文系の対策に注力し、早稲田の対策は十分ではなかったという人がいましたが、結果的には文化構想学部に進学していました。
受かる受からないの基準が曖昧で、矛盾を孕んでいるような話で申し訳なく思いますが、当事者である受験生であれば理解してくれると思います。
 
自分がどの程度合格に近く、志望者のなかでどのあたりに分布しているか。見栄を捨ててきちんと自分の心に問うて欲しいです。
 
少し厳しいことを言えば、憧れや承認欲求から、早慶を目指すという気持ちは痛いほど理解できますが、受験はそんなに甘いものではありません。受かる人は受かるべくして受かっています。綺麗事を言うつもりは一切ありません。早慶への対策が無駄な時間となることがないよう、勉強時間を第一志望合格のために当ててほしいです。
最後に、私の併願校を含む受験全スケジュールを紹介します。極端に少ないので参考にする必要はまったくありませんが、なにかの手助けになれば幸いです。
 
11月防衛大学校人文社会科学専攻
 
2月5日法政大学全学部
 
2月13日明治大学政治経済学部
 
2月21日早稲田大学商学部

そして2月25日横浜国立大学教育学部

皆さんの引き続きの健闘を祈ります。

担任助手2年 安達大和