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2022年 8月 14日 理科の勉強法(物理・化学編)

こんにちは

東京工業大学理学院化学系2年の安江雄哉です

最近どんどん暑くなってきて最寄りまでバスを使うことが多くなってきました。運動不足になってきている気がします。

そんなことはさておき、今回は理科(物理・化学)の勉強についてよくある質問を解決していこうと思います!

理系の人から良く質問を受けるなと感じるものや気にしてそうな人が多そうなものを選んだので是非読んでいってください!

 

Q,化学の暗記はどうやって覚えればいいですか?

これはよく聞きますね。特に暗記が苦手な人が理系には多いですから困っている人も多いと思います。化学は暗記の割合が物理・数学に比べて大きいので暗記に頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。では僕の思う効率的なやり方を紹介します。

 

A,問題を解いて抜けてるところを資料集などで確認する。

これは僕が受験期にしていたことで、あとになってもこれはよかったなと思うのでおすすめします。これは一通り化学の勉強がおわった人が化学で点数をとれるようにするときに使う方法です。ここでのポイントは2つ。

問題を解いてわからなかったところを確認する

これはなぜかというと、効率的に暗記を行うためです。よくやみくもに教科書を丸暗記しようとする人がいますが、これはすごく効率が悪いと思います。なぜなら、問題を解くのに必要な知識とあまり必要ではない知識をまとめて覚えようとしているからです。入試化学における知識は問題を解くのに使います。当然のように感じると思いますが、意外と意識できてないことが多いことのひとつだと思います。趣味で知識を身に付けているわけではないのですから、よく使う知識と正直あまり使わない知識を区別しておくことが暗記を効率化してくれます。問題を解くのにあまり使わない知識を覚えていても効率的ではありません。問題を解きながら覚えてない知識があったらその都度確認することで問題を解くのによく使う、かつ自分が忘れてる知識のみを確認することができます。

②色を色で覚える

これは特に無機・有機化学で大切になってくることです。特に無機・有機化学において、色の変化はすごく重要になってきます。資料集を使うことによって色を色で覚えることができます。資料集はカラーで印刷されているものが多いので、色を覚えるときに色をみて覚えられます。これは大学受験で役に立つのはもちろん、大学で化学実験するときにすごく役立ちます。受験期に色を色で覚えたことで僕は今すごく助けられてます。

 

Q,物理が伸びません

これもよく聞きます。これは物理という科目の特性と関係があるので困っている人は僕の考えを確認してみてください。

 

A,そんな簡単に伸びる科目じゃない!

理系科目の中でも特に数学・物理は思考の割合が大きく、努力量に対して得点が比例しにくい科目です。もちろん人によりますが、多くの人は指数関数的に点数が伸びていきます。(読んでいる人は理系が多いので伝わると信じてます。)さらに物理は数学に比べて一番最初の概念理解が難しい科目なので、特に最初に伸びにくい科目です。なので物理の問題を解くときにつまずくポイントは最初に式を立てるところの場合が多い気がします。逆に式を立てさえすれば計算自体はだいたい同じようなことをすることが多いので困らないと思います。

以上を踏まえて結論を言うならば、

物理はそんな簡単に伸びるものじゃない!

時間がかかること前提で、点数の伸びが見られなくてつらくても勉強し続けましょう。いつかわかるようになると思います。

(もちろんやり方の問題もあるので必ず伸びるとは言えません。やり方については自分が信頼できる人に聞いてみてください。)

 

Q,ほかの受験科目とのバランスがわかりません

これはたまに聞く質問ですが、気になっている人も多いと思います。

 

A,自分に合わせて決めよう

無責任に思えるかもしれませんが、人によって得意不得意・好き嫌い・得点率が違うのでこうした方がいいと言ってしまう方が無責任だと思ったのでこういった回答になってしまいました。すみません。

正直人によって理科のモチベ・実力が違う以上あなたにあったバランスを決められるのはあなたしかいません。志望校によっても配点が違いますし。国立志望の人は国語や社会も勉強しなくてはなりません。ではどうやって決めたらいいか?まずは科目の特徴を確認してみましょう。

〇暗記と思考の比重

理論化学・・・2~3:7~8

無機化学・・・7~8:2~3

有機化学・・・ 5 : 5

物理・・・・・ 2 : 8

数学・・・・・ 2 : 8

英語・・・・・ 8 : 2

僕の体感的にはこんな感じな気がします。そして僕の経験上、暗記の比重が大きい科目・分野は知識をいれて問題を解けばある程度伸びやすいと思います。逆に暗記の比重が低い科目・分野は問題を解くことを繰り返していかないとなかなか伸びないので時間がかかるしあまり言いたくはないですがセンスによる差が出やすい気がします。特に数学は範囲が広いので(公立高校では高校3年間かけてすべてを終わらせるくらいなので)早いうちからやり始めないと完成する前に入試を迎えてしまう可能性が高い気がします。こういった科目・分野はコンスタントに勉強し続けないといけないと思ったので、僕は毎日それなりに時間を割いていました。

 

 

どうでしたか?みなさんの疑問が解消されたならうれしいです。

物理・化学は科目の特性が違うので、それぞれつまずくポイントが違うと思います。

他にも聞きたいことがあったら僕のところにまで持って来て貰えると泣いて喜びます。

 

担任助手2年 安江