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2020年 11月 23日 薬学部ってどんなことするの?
こんにちわ!北里大学薬学部薬学科二年の金子凌です!
最近は朝の寒さが厳しく、冬の訪れを感じますね。
風邪が流行りやすい季節でもあるので体調には気を付けましょう!
?
現在2年生までに学んでいる教科書や資料です。
改めてこう見ると半端ない、、、、。
今日は僕が通っている薬学部について紹介します!
薬学部についてよく知らない人が大半だと思うので、参考になれば幸いです。
皆さんは実際薬学部(薬剤師)についてどんな印象を持っていますか?
『薬をつくるひと』という認識をしている人がかなり多いと思います。
コロナが流行り始めてから、私も友人に早く薬作ってと何十回も言われました。
ここで言っておくと薬学部のほとんどの人が薬は創りません(笑)
薬学部の中には、
①6年間通って薬剤師国家資格を取る薬学科②4年間通ってから院に進んで研究する創薬学科があり、
全国の人数的には薬学科の人がとても多いです!!!(創薬学科がない大学もあります)
薬学部ではなく理工学部に進学して創薬を行っている人の方がもしかしたら多いかもしれません。
では一体、薬学科の人は将来何をするか、というと
薬局や病院で薬の調剤や受け渡し、服薬指導をする人がたくさんいます!
(もちろん病院などで研究をする人もいます)
皆さんが処方箋の薬をもらう時に話しを聞かれるあの人たちです!
学科によって内容は違えど、薬について詳しくなければならないことに関しては共通です。
だからこそ、薬学部ではその名の通り薬について主に学んでいます!
しかし!!!!!!
薬の名前や効果だけ覚えればいいと勘違いする人がいますが、全く持って違います!
3年生までは、
薬学部では、生物学、物理学、化学、生理学、解剖学、病態生物学、病理学、薬理学、統計学、‥‥挙げだしたらきりがないほど学びます!(^^)!
また、実験もたくさんあるので毎日があっという間に終わります!(^^)!
脅すつもりはありませんが、通ってみて薬学部は忙しいと言われている理由を私も理解しました(笑)
確実に高校の時よりも日常的に勉強をしています。
ですが、毎日高校に通って部活をやっている高校生に比べたら、私は全然だと思います!
大学生には時間的にも余裕があるので、皆さんが想像するほどは絶対に大変ではありません!
逆に薬に興味がある人にとってはとても興味深く、楽しい日々になるので最高です?
とは言ったものの、薬学部は具体的に何を学んでいるのかと疑問を持つと思います。
薬学部では、
病気が発生する原因からそれを治すための薬まで全部学びます!
これが簡単に言っていますがとんでもない量になるんです。(笑)
原因を知るということは体の仕組みや働きなど基礎的な知識を知らなければなりません。
例えばエネルギーはどこで、どうやって、どんな時に生成されているのかなど細かく知る必要があります。
さらに、病気はどんな反応に障害が起きて生じるのか。
病気を発症するとどんな症状が現れるのか。その障害を取り除く薬は何なのか。
どんな構造をしているのか。どんな副作用があるのか。
など、学問がたくさんあることと比例して、知らなければならないことがたっっくさんあります!
これだけの知識を身につけてやっと皆さんに薬を出すことが出来るのです。
え、そんなに勉強してんの?と思った人もいると思います。
ですが、薬は人の命に関わるものです。
もし、万が一薬剤師が誤った行為で薬を出して死につながってしまったら
皆さんは薬剤師を信じることが出来ますか?
人の命に関わるからこそやなければならないことはたくさんあって当たり前です。
だからこそ、薬学部では基礎知識から専門知識まで幅広く学びます!
その後、4年生になってやっと研究室に配属されたり、病院や薬局に実習に行ったりします!
長くなってしまいましたが、どうでしたか!!
今回は、科目ごとの内容や日常の様子などまでは紹介することが出来ませんでしたが、
聞きたい人がいれば、ぜひいつでも東進ハイスクール藤沢校金子に聞いてください!
最後まで見ていただきありがとうございました!
皆さんが少しでも薬学部について知っていただければと思います。
担任助手2年 金子 凌