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2020年 9月 17日 就職活動について

皆さんこんにちは!早稲田大学文化構想学部4年の吉村です!

秋が始まり、少しずつ過ごしやすい気温になってきましたね。私が一番好きな季節は秋なのでこれからがすごく楽しみです!

さて、今日お話しするテーマは就職活動についてです。

これから大学受験を迎える皆さんが大学選びをする際にもその大学・学部からどのような会社に就職する人が多いのかや就職が強い大学なのかを気にする人も多いと思います。

ここでは①そもそも就職活動ってなに?②就職活動の流れ③就職活動で大切だと思うこと④大学受験と就職活動の関係性についてという4つのながれで話していきます。

 

①就職活動ってなんだ?

私は就職活動とは「自分の経験や価値観を活かせる会社を探す人と会社の思い描く将来像に必要な人財が繋がるための活動」だと思っています。

抽象的なのでより具体的にしていくと、就活生は長い人生を歩んできた中で人それぞれの経験をしてそれをもとに価値観や考え方を身につけてきました。例えば私は中学受験の失敗やサッカーを15年以上してきたことや早稲田大学に逆転合格したことなど様々な波乱万丈な経験を通して自分なりの信念や考え方を養ってきました。自分の信念や考え方に基づいて「社会の為に〇〇がしたい!」という思いが肯定され応援される会社を私たちは探すことになるのです。一方で会社も創設以来色々な経験を通して現在まで成長しています。その成長の過程に基づいて更なる成長のために必要なビジョンやスキルをもった人財を探すことになります。このような就活生側と会社側のWantが本当に一致しているかを確認する作業が就職活動なのではないかと私は考えているのです。

 

②就職活動の流れ

基本的に就職活動が本格化するのは3年生の夏からですそのため、それまでに面接やエントリーシートに使うネタ作りを行う必要があります。例えば留学にいったり、サークル活動をしたりするなどです。3年生の春にサマーインターンの募集が始まり、夏にかけて選考が行われます。インターンとは職業体験のようなもので、実際にその企業に行ってどのような仕事をしているのかなどを知ることが出来ます。インターン選考を通過しても実際にその会社に入社できるわけではありませんが、職種・会社の雰囲気や仕事内容を知ることができたり、会社によっては本選考で優遇してもらえたりもするためインターン選考に行く就活生がたくさんいます。このインターンは夏と冬の2回あり、これらが終わると基本的には内定をかけた本選考が開始していき、6月下旬から7月にかけて内定が出始めることになります。また、留学生等に向けた秋選考が9月頃から実施されるケースもありますが、枠が小さいため基本的には夏までに就活が終わっている人が多い印象です。選考は基本的に6月前後あたりからスタートしていくのですが、会社によっては早期選考と言って3年生の夏から本選考を開始しています。早い人だと3年生の8月などで内定を持っている人もいます。しかし、みなさんが想像するような大企業は基本的に6月から本選考は開始していく為、早期選考を行うのはベンチャー企業や外資系の会社が多くなっています。

以上からも分かる通り2年生が終了するまでに資格をとったり、様々な経験をしておくことが重要になってきます。また、選考は基本的にエントリーシートと学力を測る簡単なテストと複数回の選考を通して実施されるため、エントリーシートのために自分の経験やビジョンを言語化する能力・テストに合格するための国数英の基礎的な学力・面接で自分を知ってもらうためのプレゼン力を鍛え上げておく必要もあります。

 

③就職活動で大切な事

皆さんは就職活動で大切なものは何だと思いますか?

資格?学校の成績?TOEICの点数?留学経験?リーダーシップ経験?

以上のようなものが思い浮かぶと思います。しかし、私は就職活動を「自分の経験や価値観を活かせる会社を探す人と会社の思い描く将来像に必要な人財が繋がるための活動」とかんがえているため以上のようなもの以上に大切だと思うことがあります。それは「自分がどのような人間かを理解すること」です。就職活動は大学入試などとは異なり高い点数をとらなくてはいけないなどのルールがありません。あくまで企業に自分という人間を存分に知ってもらい、自分の強みが会社のビジョンに沿ったものかを判断してもらうものだと思います。そのため一番最悪なケースは自分という人間を正確に理解してもらえないことです。「自分のことぐらい自分が一番知ってるよ!」とみなさんは思うかもしれません。しかしあなたはどのような人間か今説明してくださいと言われたときに話すことは出来るでしょうか?

ちなみに、自分を知るためのコツ自分史を書くことです!自分史とは自分の生まれた時から現在までの年表を書くことでいつ・どこで・なにをして・どのような感情になったかをまとめたものになります。一通り書き終わったらその年表を眺めて同じような感情パターンや行動パターンごとにまとめてみると自分がどのような時にどんな決断をするのか。そのような事をするとどのような感情になるのか。などを客観的に知ることができますよ!

 

④大学受験と就職活動について

最後にこのホームページを見ているほとんどの人が高校生だと思うので大学受験と就職活動の関係性についてお話ししようと思います。

優良企業に務めるためには有名大学に進む必要があると考える人は多いと思います。実際私が就職活動をしている際も学歴がある人の方が圧倒的に優良企業に行く人が多い印象でした。それはなぜでしょうか?私が思うに③で話した「自分がどのような人間であるかを理解すること」を大学受験を通して経験しているからだと私は考えます。大学受験は約1年の間第一志望校に合格するために勉強をするという非常に大変なもので、自分の弱みや強みを理解しながら計画的に勉強を進めなくてはなりません。自分を分析し、より効率良く、より粘り強い人間が難関大と言われるような大学に進学することができるのです。つまり、高学歴だから優良企業に行けるのではなく、常に自分と向き合いながら真摯に大学受験に取り組んだ人間が優良企業に進むのではないかと考えています。

以上が就職活動についてでした。私の個人的な考え方も混ざっているため参考になるかは分かりませんが、一意見としてみて下さると嬉しいです。

おおかっちょいい~。

 

担任助手4年 吉村優希