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2019年 10月 25日 模試をなぜ受けるのか
この記事を、すべての
「模試に対してマイナスな感情を抱いている人」
に送ります。
11月も目前となり、やっと涼しく(寒く?)なってきましたね!
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
紹介が遅れましたが、明治大学理工学部建築学科3年の中川瑞稀です。
今回のテーマは「模試をなぜ受けるのか」
「なぜ」という疑問は、生きていく中で絶えず発生するものです。受験を志して勉強している皆さんであれば、「なぜ勉強するのか」と考えることが1度はあるのではないでしょうか?
他にも、「なぜ恋をするのか」「なぜ動物を飼うのか」
・・・そして、「なぜ人は生きるのか」
こういった疑問を考える時に、私はまず、言葉の意味から考えていきます。
そもそも「模試」とは何なのでしょうか?
【模擬試験(もぎしけん)とは、入学試験や資格試験の事前に受験者の能力を測定するなどの目的で行われる試験のことである。略称は模試(もし)。】(Wikipediaより引用)
言葉の定義からわかるように、模試を受ける目的の一つに「事前に受験者の能力を測定する」があります。
模試では本番の問題を模したものを解くため、もちろん「ホンモノ」では無いですよね。その中で模試を解く意義とは何なのでしょうか。
もちろん、何も考えずに模試を受験している人は少ないと思います。それぞれ考えて受験をしていると思いますが、やはり多少はネガティブな感情を持っているのでは無いでしょうか?
「勉強が終わっていないのに解く意味がない」
「勉強したけど、成績が上がっていなかったら怖い」
「疲れる」
「模試を解く時間があるなら他の勉強をしたい」
模試を受けることにより何を得ることができるのか。
自分が問題を解いていて分からない部分はどこか、というところは自分で日頃問題演習をやっていても確認ができますよね。
時間内に解ききるという点も、自分で時間を図れば良い、ということになります。
記述模試については添削をしてくれるという点がありますが、添削者はあくまで本番とは別の人になるため、学校の先生や添削講座で添削をしても大きく変わることは無いように思います。
私は、模試を受けることによる最大の意義は「周りに受験者がいる」というところにあると思っています。
「周りの受験者」には2種類あり、「近い受験者」と「遠い受験者」がいます。
【近い=受けている時の周りに座っている受験者】
・周りに座っている受験生の、解くスピードが気になる
・試験会場の全員、頭が良いように思える
・隣の人の鉛筆の音や貧乏ゆすりが気になる
など、普段一人で勉強している時には無い「解けない原因」があると思います。もちろん当日も一人で受験するわけではありません。「近い受験者」を言い訳にすることが悪いとは思いません。
しかし、せっかく模試を解いているのであれば、今のうちから本番さながらの緊張感を持ち、「近い受験者」がいても実力が発揮できるようにメンタルトレーニングをしてみてはいかがでしょうか?
【遠い=同じくらいの志望校の受験者】
受験はボーダーラインを超えたら合格というわけではなく、基本的には周りよりも1点でも多く得点した人が合格を掴みます。絶対評価ではなく相対評価であり、自分は周りと比較されることによって評価されます。
同じ条件下で同じ問題を解く本番当日の比較対象達は、何点取っているのか。また去年の同時期に、自分の志望校に受かった先輩は何点取っていたのか。
そこから、足りていない点数分プラスαをどう補っていくかを考えていく必要があります。(その部分については模試の復習法という8/26更新の記事があるのでこちらをどうぞ!8月の記事一覧)
受けるだけである程度得られるものはありますが、意識を変えることによって得られる深さが変わってくるものです。意義を更に理解し、自分の中に落とし込むことで、同じ時間を使っていても濃密に得られるものがあるのではないでしょうか。
簡潔にいえば、「どうせやるなら、周りより何かつかもう」ということです。
「天王山」と呼ばれる夏休みも終わり涼しくなってきて、近くて遠いような受験当日がもう手の届くところまで来ているように感じていませんか?
今回は模試を題材にお話しましたが、すべてのことに共通すると思います。時間が無い中で、他の受験生よりも前に立つには、やっていることの意義をもう一度よく考えることで「効率の良い勉強」を行う必要があると思います。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
後悔のないよう、残りの期間を一緒に過ごしていきましょう。
藤沢校担任助手 中川瑞稀
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