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2020年 6月 7日 私の愛読書の紹介①
こんにちは!明治大学国際日本学部の今川満帆です!
梅雨らしい雨もなく、すっかり初夏ですね。
気温差が激しいので、体調に気を付けてくださいね!
突然ですが、大学生と聞いてどんなイメージを持ちますか?
「レポートが忙しそう」「サークルと旅行ばかり」…など色々思い浮かぶと思いますが、
比較的、多岐な分野にわたって読書する学生が多いんです…!(遊んでばかりじゃないんですよ!)
私自身、大学で論文を読むようになってから読書量が増えました。
そこで今回は、私の愛読書を2冊紹介したいと思います!
大学生って楽しそう!と思っていただけたら嬉しいです。
まず1冊目は、原田マハの「暗幕のゲルニカ」です。
これは、9.11の同時多発テロ事件と1930年代のスペイン内戦のストーリーが並行して進み、
戦争の悲惨さを痛感させられるお話です。
一見関係なさそうな二つの時代が最後に交わるときに、鳥肌が立ちました。
一瞬でピカソの虜になってしまい、スペインまでゲルニカを観に行ってしまうほど衝撃が強かったです。
私自身がアートが好きなのもあって、語り出したら止まらなくなるので自粛しますが、
「歴史は繰り返されるということ」「平和に見えるこの時代にこそ、戦争と向き合うべきだということ」を
教えてくれる、教科書のような本です。
続いて2冊目は、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」(いんえいらいさん)です。
もしかしたら、現代文の教科書に載っているかもしれません!
これは、伝統的な日本建築に西洋から流入したモダニズムがどう取り入れられたのかを記述したエッセイです。
日米比較文化の授業で課題として読みましたが、本を買ってしまうほど読むのに夢中になりました。
不完全である日常に美を見出す日本の価値観や、自然と共存する姿勢がうかがえて
読めば読むほど洗練されていく気持ちになります。こんな趣深い国で育って良かった!とつくづく思います。
これも語りだしたら止まらなくなるので、ここでやめておきますね!(^^)
というわけで、今日は私の愛読書を紹介しました!
興味が湧いたら、受験が落ち着いたら、是非読んでみてくださいね!
高校1・2年生の方は、この時間があるうちに読書してみると
人生を変えるような出会いがあるかもしれません。
読書は決して回り道ではないので、興味ある本は是非すすんで読んでみてくださいね!
藤沢校担任助手 今川満帆 <a