ブログ
2020年 11月 18日 数学で悩んでる君へ
こんにちは。1年担任助手の菊地原です。
今回は「数学」で悩んでいる人に向けての勉強法等をお話できたらいいなと思います。
良かったら最後まで読んでいって下さい。
そもそも、「入試」とは何を問うているものだと思いますか?
その人が勉強が出来るかどうか?、その人が頭が良いがどうか?なんか違う気がしますね。
「入試」とはその人がこの大学に入るに値しているかを問うています。
つまり、全ての問題には出題意図があります。
東大が毎年新しい問題ばっかり出すのは、試験のその場で今までの知識を総動員して新たなものを作り出せるかを試しているからです。
慶應が穴埋めなのに難しい問題を出すのは、論述で完璧にその問題について理解できているかということよりも頭をひねって感覚的にその問題が解けているかを試しているからです。
早稲田が毎年1~2問異常に難しい問題を出すのは、それを解ける数学の得意な人間を探しているからです。
こんな風に最初は自分の受ける大学が自分に何を求めているかを考えてみてください。
そうしたら自分のやるべき勉強が分かると思います。
次に、数学の勉強の仕方についてです。
これは僕自身の見解ですが、解ける問題に使っている時間はもったいないです。
解ける問題は見た瞬間に答えまでの道筋が見えているのがベストです。
まずは、その練習方法について説明したいと思います。
皆さん、「チャート」を持っていますか?
(横向きですみません。)
チャートには問題の下に指針が書いてあります。そしてその下に答えがあります。この作りを利用します。
まず、問題だけを読んでその問題を解く道筋が見えているかを確認します。
見えていたら、その問題はもう解く必要がありません。ノーマークで次に進みます。
もし、見えていなかったら「指針」の部分を読みます。
そこで、「あー、なるほど。」となり、答えまでの道が見えたら復習が出来るように自分で決めたマークをします。
それでも答えまでの道が見えなかったら、その下の解答を見ます。そしてその問題に付箋なり、先程と違うマークをして後で解き直すときに分かるようにして下さい。
このマークのついている問題が手を動かすべき問題です。しっかり復習しましょう。
復習したら、数週間後にまた見た瞬間に解けるようになっているかを確認します。それが出来ていたらもうその問題を解く必要はありません。
こういう風に瞬間的に解ける問題を増やしていきます。
この勉強方法は理系でもどこでも簡単に出来ると思うので是非試してみてください。
「そんな勉強が出来るのは数学が得意だからだ。」
という人がいると思います。実際、僕は数学が苦手になった時期がありません。
しかし、それはやり続けたからです。
今、数学が出来ないって嘆いている人はずっと数学をやり続けましたか?
どこかで「無理だからやめよう」とさじを投げていませんか?
人間の脳は継続的に見たり、行動したものは大事だと思い込んで記憶するように出来てます。
この勉強法はやったら誰にでもできるんです。
今、数学ができないのは自分のせいであることをしっかりと認めて、勉強をしましょう。
皆さんが、数学が胸を張って得意だと言える日が来ることを願ってます。
1年担任助手 菊地原