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2021年 2月 1日 世界史 現代史攻略法!
こんにちは!東京外国語大学1年の加藤凜桜です!
共通テストも終わって、志望校対策も追い込みの時期ですね!去年の私は苦手だった世界史の対策に追われていました…!そこで、今日は世界史のなかでも苦手な人が多い「現代史の攻略法」についてお話ししようと思います!現代史は学校の授業でも東進の受講でも一番最後に習う範囲ですが、国どうし・民族どうしの関係が複雑で本当に難しいです。ですが世界史全範囲の中でも重要視されやすいため、私大入試でも国公立二次の論述でも頻出です!あきらめずに頑張りましょう!
(東進の歴史データベースによると、第一次世界大戦の始め(サライェヴォ事件)以降が「現代」ということなので、それを前提に話を進めていきます~)
現代史攻略のポイントは3つあると思います。
①教科書を味方に付ける!
教科書は文章が本当に簡潔なので、参考書に比べて「読みにくい」「分かりにくい」印象を持っているひとも多いかと思います。ですが、大切なことは全て教科書に書いてあります!!
まず、教科書を読む上で大切にしてほしいのが、各章の前書きの部分です。ここには主に、その章で扱う時代の大きな流れやポイントが書かれていて、ここを読んでから本文に進むことで大きな流れ→細かい出来事という順番で頭に入れることができます。この大きな流れを把握できていることが世界史の本質的な理解につながります。特に現代史においては、ひとつひとつの出来事が複雑な分、根底にある仕組みを理解することが大切なんです!(大きな流れ;大戦におけるイデオロギーの対立や、冷戦の対立軸など)国公立二次の論述では、教科書の前書きの部分がそのままテーマになっていることもしばしばあります。
次に、本文に入っていきます。先ほども話した通り、教科書の文章は「まとまりすぎて分かりにくい」です。そのため、普段使い慣れているテキストや参考書よりも丁寧に読むのがポイントになります!中でも現代史は情報量がかなり多いので、ひと段落に色々な出来事が詰め込まれています。丁寧に読んで、不安なところは用語集で調べてはっきりさせましょう!(音読をしたり、薄めの蛍光ペンで線を引きながら読むと読み飛ばしが減るのでおすすめです~)
教科書も英単語などと同じように、何度も何度も反復することで活きてきます。現代史だけでも毎日目を通すと良いかもですね!
②資料集を味方に付ける!
教科書と同じくらい大事にしてほしいのが、資料集です。古代や中世では写真などの印象が強い資料集ですが、現代史のページに載っている図や年表は本当にすごいです!文章では伝わらないと思うので、実際に見ていきましょう~
(私が受験生時代、一番お気に入りだったページです(笑))
左側のページには冷戦下で起こった出来事が、「資本主義陣営」「社会主義陣営」「AALA諸国」(アジア、アフリカ、ラテンアメリカ)「日本」の4つの勢力に分けて整理されています。(なんと米大統領とソ連の指導者まで書かれています!助かる!)
この年表で分かりにくいひとは、右のページを見てみると『国際関係の流れ』と称して概略図が載っています!この2つの図をじっくり見れば、大きな出来事がいつ起こり、各勢力にどのような影響を与えたが分かりますね。
ソ連ついても丁寧にまとめられていました!混乱しやすい政治・外交や、まとめて覚えたい経済政策、ロシア革命の影響(頻出!)などなど、どれもこのページでしっかり押さえられます。
つまり、資料集を見ればこんがらがった知識もあっという間に整理できます!ぜひ活用していきましょう~♪
③書き出す!
先ほど、現代史の勉強には「大きな流れ」の把握が大切という話をしました。一問一答や穴埋めの参考書を使えば単語・年号は覚えられますが、同時に流れまで覚えるのは難しいですよね。そこでおすすめなのが、流れのみ書き出すやり方です!
例)第一次世界大戦➡経済的打撃・ロシア革命➡社会主義運動・労働運動の高揚➡反共主義の高揚➡ファシズム…
私もこの時期、教科書を読んだ直後や、論述問題の直しをした後、白い紙に流れを書き出して理解できたか確認するようにしていました。少し時間がかかりますが、ただ読んだだけ・解いただけよりも定着率がぐっと上がるのでおすすめです⤴⤴
今日は現代史の攻略法についてお話させていただきました!苦手な方も多いかと思いますが、入試までコツコツ頑張って行きましょう!
担任助手1年 加藤凜桜