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2021年 1月 8日 テスト週間に受講をゼロにしてはいけない理由
あけましておめでとうございます。
早稲田大学文化構想学部2年 佐藤菜夏です。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、共通テストまで残り約1週間となりましたが、受験生の皆さん、準備はばっちりでしょうか?
共通テストを終えた時に、もっと勉強しておけば!ここをやっておけば!と後悔することのないよう、ラストスパート全力で駆け抜けてください(^O^)
そして新高3の皆さんにとっては、受験本番1年前という大きな節目の日になりますね。
1年前に基礎が完成しているかどうかは、受験本番の結果に大きく関わってきます。
今まで勉強したことをすべて出し切れるよう、張り切っていきましょう!
本日は低学年の皆さんに向けて「テスト週間に受講をゼロにしてはいけない理由」というテーマでお話をさせて頂きます。
テスト期間に受講できていないなあという自覚のある生徒さんには是非最後まで読んで頂きたいです!
では、なぜテスト期間でも受講を進めなければならないのか?
テスト期間でも受講しよう!高速基礎マスターをやろう!と担任や担任助手の先生に口酸っぱく言われている方、多いのではないでしょうか?
そうは言われても忙しいから…なんて思っている人、いませんか?
テスト期間に受講や高速基礎マスターをすることを勧めているのにはきちんと理由があります。
【スケジュールに後れをとってしまうから】
テスト期間に週間受講数をゼロにしてしまうとどのようなことが起きるでしょうか…?
2学期制の高校で、高2の10月から高3の夏までの間、普段毎日1コマ受講をしていた生徒が、テスト期間(ここではテスト前の1週間とテストの行われる週の1週間を合わせて、テスト期間を2週間とします。)に受講をゼロにしてしまうと、56コマもの後れをとることになります。
テスト期間以外で挽回できれば問題ありませんが、挽回できなかった場合2カ月遅れをとるのと同じになると言えます。
現役生にとって2カ月は非常に大きな時間になります。
正直、テスト期間に受講ペースが落ちてしまうのは仕方のないことです。
私自身も生徒の時は、定期テスト期間に毎日受講は出来ていなかったと思います。
それでもなんとか時間を生み出して、週3コマは必ず受講するようにしていました。
後で挽回すればいいや!と思っていても、実際に高校3年生になると、部活がより本格化したり学校によっては行事において主軸となって行動していかなければならないので、2年生の時より圧倒的に忙しくなり、勉強に手が回らないことがほとんどです。
受講ペースを落とさないことを目標に、まずは週間受講数をゼロにしないこと・高速基礎マスターだけでも毎日取り組むことから頑張ってみて欲しいです。
【定期テストの問題と大学受験の問題では問われる範囲が違うから】
学校の成績を上げるために受講をしている生徒さんもいらっしゃいますが、大学現役合格のために東進に通っている生徒さんが多いと思います。
まずここでは、後者の生徒さんに向けて定期テスト問題と大学受験の問題の違いについて説明します。
両者の大きな違いは、「問われる範囲」ではないかと私は考えています。
定期テストは前回のテストから今回のテストまでに習った、ある定まった範囲について問われることが多いのに対し、大学受験の問題では、高等学校教育で習ったすべての範囲について総合的に問われます。
大学受験の英語の問題では単語のみならず熟語・文法・文構造・長文読解など様々な視点で学力が問われるというのはもちろん、
大学によっては、いくつもの知識を駆使しなければ解くことの出来ない複数の分野にまたがる数学の問題が出題されたり、世界史の問題が英語で記述されているなど、複数科目の知識を一度に測られるような問題が出題されたりします。
定期テストと大学受験の問題、それぞれの特徴をしっかりとらえて、それぞれに適した対策をしていく必要があります。
テスト期間にも受験勉強としての受講を進めるという経験は、受験間近にも役立ちます。
なぜなら、受験間際にも定期テストは実施されるからです。
それぞれの勉強を両立して進めていく力を低学年の内から養っておけば、受験間際という大事な時期に、定期テストと受験勉強の両者を成功に導くことが出来るのではないでしょうか?
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テスト週間に受講をゼロにしてはいけない理由を、少しでも理解していただけたでしょうか?
受験において「両立する力」は非常に大事なものです。
部活と勉強の両立、勉強と行事の両立、そして今回話したテスト勉強と受験勉強や受講の両立など「両立する力」が備わっている人ほど、受験も成功する!そんな印象があります。
みなさんも「両立する力」を養って、現役合格を手にしましょう!!!
東進ハイスクール藤沢校 担任助手2年 佐藤菜夏