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2024年 2月 2日 しっかり考えてる?第一志望と併願校のバランスについて
こんにちは。担任助手2年の小山です。先週最後のテストが終わり、あとはいくつか残ったレポートを片付ければ春休みです。時が過ぎるのが早すぎて怖いですね(^^)
さて、今回は第一志望校と併願校との対策のバランスについてお話しします。
結論から伝えると、一概にこうすると上手くいくという様な都合のいいものはありません。あなたの指導者があなたの成績を知っていたとしても、その人の言う通りにすれば良いというものでもありません。対策のバランスなんてものは自分で考えてください。計画を立てること、今までさんざんやって来たことです。自分でよく考え、その決定に責任をもってやり切れる人が合格できる人です。ですが、突き放すだけというのも酷だと思うので考える際のポイントを伝えようと思います。
Point1:合格最低点との差・伸びしろ
まず、過去問を解いた時の採点結果と合格最低点との比較をして下さい。その差によって対策の比重を決める訳ですが、その時に「伸びしろ」を重視してください。ここで言う伸びしろとは普遍的な伸びしろのことを指すのではなく、「過去問を解くことで点数が上がるのか」ということです。入試において点数を決める要素は2つあります。(ⅰ)自分の実力 と (ⅱ)当日の戦略 です。(ⅱ)を改善することで点数が上がりそうなら「伸びしろがある」と言えるでしょう。問題の難易度と自分の実力との差だけで過去問を解くかどうか判断するのは最適解ではありません。例えば、英語を解いて時間配分を間違えてしまった場合、他の年度も解いていくことで点数は上がりそうですよね。逆に、ある大学の数学を解いたとき、その傾向(出題範囲や各問題の時間設定)が過去問を既に解いた他の大学の傾向と似ていた場合、それ以上他の年度を解く必要性は低いです。ただ、数学を何年か解いてよく出る分野を分析することは有意義だったりするので、「英語はやるべき、数学はやらなくて良い」などと一括りにして考えないことは大事です。
Point2:気持ちの問題
各大学の過去問をどこまで仕上げるのかというのは、結局あなたの気持ち次第です。もう少し具体的に言うと、どれだけその大学に行きたいか、どれだけリスクを取れるかなどです。何年も過去問を解けばそりゃあ合格の可能性は上がります。でも、完成度を高めるという道にはキリがないし、併願を解くということは同時に第一志望を解く時間を失っているということです。かと言って併願校を落としてしまったら心置きなく第一志望にぶつかっていくこともできません。あなたの性格と、各大学に対する想いと、点数と、色々と総合して判断してください。
このように、結局は自分でよくよく考えるということが一番大事なんです。本当の正解にはあなた自身の力でしか辿り着けません。これは一人だけで考えろという訳でもありません。必要に応じてアドバイスは求めるべきです。しかしアドバイスは計画立ての要素にすぎません、最終的に決めるのはあなたです。最後まで頑張ってください。応援しています!
担任助手2年 小山