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2020年 11月 14日 これからの大学の授業形態について
こんにちは!11月も中盤戦に入り、ここから寒さもより厳しくなってくると思いますので、体調管理にはより一層気を付けてくださいね!
本日担当しますのは、早稲田大学文化構想学部の朽木です!文化構想学部は、3年生の前期からゼミが始まって、2年生の後期に課題や面接(オンライン)をくぐりぬけてゼミに配属されるのですが、色々頑張って希望のゼミに入ることができて嬉しいです!嬉しい!!
希望のゼミに入れたことは嬉しかったのですが、そんな時、ふと思いました。「このままずっとオンライン授業で、ゼミもオンラインだったらさみしいなあ」と。
そこで今回の本題!”これからの大学の授業形態について~!”です。
受験生の皆さんが受験する大学を選ぶ際、将来のためにその大学で何が学べるか、や体育会が強い、珍しいサークルがある、など各々さまざまな観点に着目すると思いますが、その大学がどこにあるか、つまり”キャンパスの立地”は多くの受験生にとって志望校を選ぶ際の重要な要因になっているのではないでしょうか。都会のキャンパスなら、近くに遊ぶところも多いだろうし、家から近いキャンパスなら、朝のラッシュを避けることが出来るかもしれません。逆に遠いキャンパスなら、下宿して一人暮らしが必要な場合もあります。つまり、”キャンパスの立地”は、大学生活だけでなく、日常生活の色をガラリと変える大切な要素なんですね。
少し話がそれたように思えますが、コロナ禍において、多くの大学はすべての授業・又は大部分の授業をオンラインで行っています。ですから、キャンパスの立地がとても重要であることと同じように、大学の授業の形態は家にこもって授業を受けることになるのか、毎日キャンパスに通うことが出来るのか、週に何度かだけキャンパスに通えるのか、に関わる大事な要素だと言えます。
今の時期は、まだ来年度の授業形態を決定出来ていない大学がほとんどなので、いくつかの大学の声明等を引用する形になります。これから大幅な変更等がある可能性もありますので、参考程度に読んでみてください。
そこで、これからの大学の授業形式について、調べたことを報告していきます!
早稲田大学
ではまず自分の通っている早稲田大学から紹介します。東京の真ん中にあり、学生数も多い大学はどのような対応をするのか、見てみましょう。
早稲田大学は八月の時点でこんな声明を発表していました。
https://www.waseda.jp/top/news/69866秋学期と来年度以降の授業のあり方について
この声明では、今後のあり方を大きく分けで二つ提示しています。一つ目は「過渡期」、もう一つは「ポストコロナ社会」です。
一つ目の「過渡期」の場合はコロナ収束に向かっている状態の場合で、教員との対話が必要なゼミ・実験・実習などは対面を再開させる必要があるが、感染症の拡大が確認できた場合には、完全オンラインに戻る方針で行くみたいです。
もう一つは「ポストコロナ社会」でのあり方です。こちらは、コロナが収束した後の社会でのあり方です。こちらはいくつかの案が出されているのですが、その中でも今回は「反転授業」を取り上げたいと思います。反転授業とは、オンラインと対面形式を組み合わせ、一つの授業科目で周に二回授業を行う形式をとります。前半では教員がオンラインでの講義を行い、後半で対面形式でディスカッションを行い、理解を深める、というものです。この形式は、学習効率が良いという研究データもあり、既に早稲田では行われている授業もあるそうです。
大規模で都心にある大学だからこそ、慎重な選択を迫られているようです。個人的には、対面授業の復活と、学生街ならではの文化の再生を心まちにしています。
ICU国際基督教大学
続いて、国際基督教大学について調べてみようと思います。学生数は3000人程度と少人数、キャンパスの所在地も割と田舎にあります(悪口ではない)(by神奈川県人)が、どのような対応をするのでしょうか、留学生が多い大学であることでも有名ですが、気になるところです。
https://www.icu.ac.jp/news/2007171530.html2020年秋学期の授業について
今回は7月に出されたこちらの案内を参考にしてみます。少人数の大学というだけあって、学生への発信は素早いみたいですね。春学期に完全オンライン化を決意したのも、かなり早い段階でのことだったそうです。
20年度秋学期は、大規模な講義(受講生60人以上)の場合はオンライン、小規模のものはオンライン式またはハイブリッド式で行っています。
このハイブリッド式というのが気になったのですが、これは、キャンパスに来ることが出来ない学生や対面での授業を希望しない学生お履修できるように、対面形式の授業を行いながら、オンラインでも参加できる形にしているということみたいです。
キャンパスに来られない留学生等にも配慮してのハイブリッド形式なのでしょうか、対面を望む学生には対面を用意するという、学生ファーストでの運営は素晴らしいと思います。
鳥取大学
では最後に、国公立大学の中でも、最もコロナウイルス感染者数の少ない鳥取県(2020年11月14日現在)から、鳥取大学をピックアップしたいと思います!学生数は約6000人で少ない方だと思いますが、どうなんでしょうか、気になりますね!!
残念ながら、まとまった資料を見つけられなかったので、色々なところから調べたことをまとめておきます。
まず鳥取大学では6月の段階で対面授業を行っていました。他大学のようなゼミや実習と言った小規模なものではなく、大講義室での講義であることが驚きです。ですが、後期の授業に関しては、上にあげたほかの大学と同じように、オンライン中心で、小規模のものや到達目標達成上やむを得ない科目と認められたもののみ、対面授業をおこなう感じでした。
コロナはあんまりないので、ガンガン対面授業やってるのかな、と思っていたので、ちょっとショックです。希望の鳥取大学ですらオンライン形式なので、もうコロナのワクチンが出来ない限り、対面の再開は厳しいのかもしれませんね、個人個人が自覚をもって感染拡大予防に努めましょう!
今回の調査で、各大学の工夫等、勉強になりましたね、皆さんの行きたい大学の授業形式も調べてみてくださいね!もしかしたら対面授業かも!
また、今回のブログを読んで大学選びに興味を持ってくれた人がいてくれたら嬉しいです!
藤沢校担任助手 朽木詠祐
ps.11月7.8で早稲田祭がありました。オンラインでも負けない早大生のエネルギーを感じられる二日間でした。早大志望の受験生にはぜひ見てもらいたかったです。来年は見てね?