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2024年 10月 2日 薬学生が教える!化学暗記のコツ!
みなさんこんにちは!担任助手2年生の平山沙絵です!
私ごとではありますが、今月20歳になります!
ついに大人ですな。
小さいころ(なんなら高校生くらいまで)は早く大人になりたいっ!と思っていましたが、実際になろうとすると怖いくらいに簡単に、年齢上は大人になれてしまうんだなと思います。(なんなら法律上では2年前から大人。)
20代ならもう少し自立しないとな~とつくづく思うので、年相応に自立してステキな大人な女性になれるように頑張ります!
今日のテーマは理系向け!化学の暗記についてです!
理系のみなさんで暗記に悩んでる人は多いのではないでしょうか?
かくいう私も受験生時時代は暗記がめちゃくちゃ苦手でした。
ですが工夫をして、ちょうど秋ごろには必要な知識には抜けのない状態を作っていたと思います。
それに私は今薬学部というどうやったって暗記からは逃げることのできない環境で生息しているので、だいぶコツをつかんできました!
ということでそのコツをみなさんにお伝えします!
※注意※
ここでいう暗記とは、沈殿の色や、半反応式、高分子などのいわゆる”知識”のことです。
解法暗記を推奨しているわけではないので勘違いしないようご注意ください。
その1 睡眠学習
ずいぶんあほらしい名前ですが、ただ寝てるだけではないのでご安心ください。
夜寝る直前まで暗記すべきものを頭にたたきこんで、翌朝もう一度確認するというものです。
人間の脳って結構優秀で、寝ている間に記憶の整理をやってくれるので、それをフル活用します。
夜に暗記→朝に確認→昼にもう一回確認
このサイクルです。
にわかには信じられないかもしれませんが相当な精度で暗記できるのでぜひ試してみてほしいです!
この方法は去年書いたこちらのブログにも書いてあるのでよかったら見てください^^
その2 画像をうまく使う
化学の暗記で多くの人が詰まるのが沈殿の色やイオンの色ではないでしょうか。
このあたりは文面だけで覚えるのはほぼ不可能だと思います。
例えば、鉄(Ⅲ)イオンを、ヘキサシアニド鉄(Ⅲ)酸カリウム水溶液と反応させたときとチオシアン酸カリウム水溶液と反応させたときでの違いを言えますか?
正解は、
ヘキサシアニド鉄(Ⅲ)酸カリウムに入れたとき、溶液は暗褐色を呈する、チオシアン酸カリウムにいれたとき、溶液は血赤色を呈する
です。(受験生はふつうに答えられてほしい)
文面だけで見ると、試薬も色も何が違うのかよくわからないですよね。
ちなみに”溶液は”という書き方をしましたが、沈殿ができるか否かまで覚えていますか?
文面だと、わざわざ言及しないとわからないですよね。
ですが、画像と文字、さらに化学式を見れば、各試薬や反応の違いは一目瞭然です!
私はいつも化学の資料集を持ち歩いて、ごはんを食べながらや休憩しながら眺めていました!
その3 少しでも理屈を取り入れて紐づけする
突発的など忘れも怖いので覚える量は最低限にしたいものです。
そこで知識を芋づる式に引っ張り出してこれるように工夫します。
例として、過マンガン酸カリウムの半反応式を考えましょう。
これはヒントなしで書けないといけません。でも、丸暗記していて、試験本番に係数をど忘れしたなんて事態が起こったら相当やばいですよね。
じゃあどうやってインプットするかというと、
こんな感じで、最初と最後だけ覚えておけば、あとは手早く立てられます!
(なぜ突然画像になったかというと、文面で化学式を書くのは結構面倒だし見づらくなってしまうからです)
この方法は半反応式だけでなく、高分子でもかなり使えます!
詳しく聞きたい方はぜひ校舎で聞いてください!
暗記は中途半端だと何も意味をなしません。
それどころか中途半端な知識は足元をすくってきます。
大学受験の化学の問題、とくに無機や有機、高分子は暗記さえしっかりしていれば解ける問題がたくさんあります。
覚えるの嫌だな~と思う人は多いとは思いますが、覚えればできるものをわざわざ捨てるなんてもったいなさすぎませんか?
持てる武器はすべて持って、試験に挑みましょう!
担任助手2年 平山沙絵