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2024年 8月 26日 模試の分析正しくできてますか?

こんにちは、2年担任助手の野村洸成です。

 

夏休みが明けた人も多いのではないでしょうか。今年の夏はどうでしたか。満足いく夏になった人、まだまだ余力が残ってる人、いると思います。過去は変えられないのでこれを読んだ今からまた新しい自分に変わりましょう。

 

さて今日は模試の分析ができていますか??ということで模試の分析をするのに最適なツール、何かわかりますか??

そう、帳票ですね!

帳票を正しく活用することができれば復習の効率やこれからの学習の伸びを大幅に向上させることができます。

自分が現役時代の帳票を用いて見方を解説していきます!!

 

 

①総合ページ

総合ページはその名の通り受験科目の点数、平均点、合計点、志望校判定の簡易バージョンなど結果がまとまったページになります。点数を一気に見たい時などはここを見るのが一番いいですね!

総合ページは良くも悪くも結果のみ表示されていますので分析するときにはもう少し掘り下げてみていく必要があります。そこで今回最も強調して伝えたいのが次の②です。

 

②科目別成績

模試の分析をするとなったら必ずここを見るべきです。

今回は科目別成績のページ内にある小問ごとに正誤が確認できる「小問一覧」について解説していきます!

その前にまず模試の分析において重要なことは、

「第一志望に合格するために足りないところ(自分の弱点)をより細かくを把握すること」

かなと自分は考えています。

それが自分の主観的な感覚でわかれば一番いいのですが、その感覚が間違っていたりしたときが怖いです。だから帳票があります。結果というゆるぎない事実に基づいて弱点を把握できます。

それでは実際にどうするのがいいのかということで画像を見てください。

画像のように赤枠で囲ったところを変更します。すると、自分の第一志望校と同じところを志望している受験者の平均正答率を確認することができます。

また、画像のようにピンクで薄く塗りつぶされているところに注目してみましょう。

これは同じ志望校を目指しているライバルの平均正答率が高いのに自分が間違えてしまっている問題です。つまり、ここが弱点(伸びしろ)です。

上の画像なら「2次関数」、「命題と条件」が多く含まれていますね。ということはこの単元を重点的に復習したほうがいいというわけです。伸びしろが大きいというわけですからね。

 

③志望校判定

このページでは自分が志望校登録した大学の判定、同じ志望校を目指すライバルの平均得点率などが見られます。

判定だけ見て満足したくなる気持ちもわかりますがここで一歩踏みかんで分析してみましょう。

画像の赤枠部分、「科目別得点率」を見てみると各科目ごとの得点率と志望校のAライン得点率(合格可能性80%)、Cライン得点率(合格可能性50%)を見ることができます。

ここで自分の苦手科目を確認しましょう。上の画像だと、数学と理科がCラインにも届いてないことが分かります。これらの科目を優先して復習していきたいですね。

これに加えて先ほどの単元別の分析を合わせると効果的です。

 

 

このように帳票の見方次第で復習の質が大きく変わることが分かっていただけたのではないでしょうか。

与えられている道具は同じです。その中でどのように活用してこれからの自分の行動を変えていくかの勝負です。

この夏で出た弱点をこれから入試までにどう対策していくか、の前に、まず弱点を正しく把握するところから始めてみましょう!

2年担任助手 野村