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2021年 8月 24日 国語の勉強法
夏休みも終わりに近づいていますね・・今年の夏はみなさんにとってどんな夏でしたか??
前々回のわたしのブログ「日記」をオススメした回でもお話ししましたが、振り返りはとても大切です。
良かったところはこれからも続けましょう!(自分をたくさん褒めてください!!)
悪かったところは、(適度に反省して)これからの成長の材料になったな~!とポジティブに切り替えましょう!
さて、今日は私なりの「国語の勉強法」をお伝えします!!
もう少し絞ると、共通テストの【評論・小説問題】を解くときの注意点についてです。
「国語に勉強法なんてあるの?」「筆者の意図なんて言われたって、筆者にしかわからないよ!!」
というのが高3の夏までの私の心の叫びでした。
当然模試や過去問の点数はその場のカン頼み。良い時と悪い時で40点以上の差が出たことも一度や二度ではありません。
このままではいけないと思い、自分で調べたり先輩に聞いてみたり、二次試験の国語の対策をする中で少しづつ勉強法を習得していきました。
参考程度に見ていってください!
※ここから先は読みやすくするために右揃えで書きます。
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【評論】
なによりも文章の論理構成を意識することが重要です!
私が意識していたのは、
①文頭の接続詞(しかし、つまり、ところで、そのため・・・etc)
これは林修先生の教えですが、「接続詞は文章の道路標識」です。
文章を読む時、文頭の接続詞に注目すると、次にやってくる分がどんな役割を持っているのか、前後の文とどういうつながりを持っているのかが良くわかります。例えば、「私はチンアナゴが好きだ。なぜなら」という文章の後には必ずチンアナゴが好きな理由が来ますよね。一方で、「私はチンアナゴが好きだ。しかし」という文章であれば、「彼はそれが嫌いだ。」というように続きます。同じように、「しかし」なら前の文とは逆の意見が、「ところで」なら話題の転換が起こると予想できます。加えて「一般に~と言われているが実は」という譲歩→否定の後には筆者の意見が続くことが多くあります。これはちょっと上級レベルですね・・!まとめると、接続詞の指示に従って読み進めば、筆者の言いたいことを整理しながら、論理に沿って文章が読めるようになるのです!
・・・上の文章でも、私は意識して接続詞を沢山使っています。どんな役割をしているか、注意して読んでみてください~
ちなみに、林先生はもともと「文章は接続詞の交通標識」と言っていましたが、交通標識という言葉はない!と違和感を感じたある生徒が国土交通省に確認して、「道路標識」に訂正させたそうです笑
②選択肢を切る時は、必ず本文から根拠を見つける
何となくで選んでしまうと、自分の偏った意見に引っ張られて正解にたどり着けないことが良くあります。現代文で問われているのは、読み手である私たちの意見や知識ではありません!!
文章に書かれていることがすべてなので、選択肢の問題はよほど自信がある以外、消去法で解くことをお勧めします!本文と論理関係が違う、誇張されている、そこまでは読み取れない・・・などの理由で選択肢の傷を見つけて、残ったものが正答です。
③指示語に注意
文章中に指示語が出てきたら、それが何を表しているのか必ず確認してください!二次試験の記述問題では、傍線部中の指示語が何を指しているのかを問う問題も多くあります。①の「文章を読む時~」で始まるチンアナゴの文章中にも指示語をいくつか入れたので、どこを指しているのか明らかにしながら読んでみてくださいね。
【小説】
小説の問題には、大きく分けて3つのタイプがあります。
①意味問題
②心情問題
③内容理解問題
①意味問題では、文脈に捉われて、本来の意味からかけ離れたものを選ばないように注意!例えば、
「萩が大きくなったことは、彼は とうに 承知している」という文で
1早くから
2十分に
3当然
4少しは
5心ならずも
という選択肢があった時、文脈だけ考えると、1・2・3が当てはまりそうな気がします。しかし「とうに」という単語だけ取り出して意味を考えると、答えは一つに絞れますね!雰囲気と勢いで違う意味のものを選んでしまわないよう注意!
②心情問題では、問題文を読む時に、感情を表すキーワード(「嬉しい」「悲しい」「」など)が出てきたら、線を引いたり印をつけたりしておく
③内容理解問題は、小説独特の【時間の流れ】が問題になりやすいです!読んでいるとき、その場面が前後の文脈と同じ時世なのか、それとも回想シーンなのか・・・などと意識して読み進める
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少し長くなってしまいましたが、参考になればうれしいです!
国語の点数が本番までにしっかり安定するように、今から頑張っていきましょう!
担任助手1年本多