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2024年 3月 28日 お世話になった藤沢校の皆さんへ
皆さんこんにちは!藤沢校担任助手4年の山本遊大です!
私事ですが、この度3月30日をもちまして藤沢校の担任助手を卒業することになりました。
生徒時代も含めると5年強お世話になった校舎なので感謝の気持ちや、離れてしまう寂しさの気持ちでいっぱいです。
僕は人生論を語れるほどできた人間ではないですが、多くのことを学ばせてもらったこの藤沢校の皆さんに向けてメッセージを送らせてください。
大変長くなってしまいましたがぜひ読んでいただけると嬉しいです。
伝えたいこと
藤沢校では生徒時代から担任助手まで、いろいろな経験をさせてもらいました。
ここで学んだことはたくさんあるのですが、その中でも特に僕が大事にしている考え方を皆さんに伝えようかなと思います。
①相手の立場になって考える
②消極的理由より積極的理由を
③泥臭く頑張ることのカッコよさ
この3つについてです。ここから具体的に書いていきます。
①相手の立場になって考える
これは藤沢校の前校舎長の方から教わった考え方です。
自分が何かの行動をするとき、相手に何か伝えたいとき、この行動は相手にどう受け止められるか、相手にどう伝わるかなどを考えるということです。
自分を押し殺して相手優先で考えろというわけではありません。
ただ、人と人との関わりである以上、相手がいるので自分主体だけでは物事をとらえられないということです。
例えば、自分が部活の先輩だったり、職場の上司だったりしましょう。
人間ですのでやりたくないことはあると思います。部活ではグランド整備とか、仕事ではあまり楽しくない細かい雑用とかでしょうか(個人的感想を含みます笑)
自分からしたらそういうのはやらないようにしたり、後輩に押し付けたりしちゃう方が楽ですよね。
でも相手の立場に立って考えてみてください。
後輩というのは上の背中を見て育つものです。そんな後輩から見て、このような行動はどう映るでしょうか。
それでいいんだと悪い影響を受けてしまい、自分もそういう人になってしまい、また次へと悪循環が起こりそうですよね。
何より後輩から見たらそんな先輩にはついていきたくないはずです。結局自分の行動はまわりまわって自分に返ってきます。
また、相手に何かを伝えたいときも大切です。
こう伝えたが大事なのではなくこう伝わったが大事だということです。
だっていくら自分がこう伝えたと言い張ったとしてもそれがうまく伝わっていないのでは意味がないですよね。
自分がこう伝えたら、相手にどう伝わるだろう、相手はどう考えるだろう、というのを考えるようにしてみてください。
難しいですが、自分目線で物事を見るのではなく、相手目線で物事を見てみるということです。
相手の立場になって考えられるようになると、コミュニケーションを円滑にとれるようになったり、相手から信頼されるようになります。素敵な大人へ一歩近づけますね。
じゃあいったいどこでこういうことややり方を学ぶんだよと思った人。担任助手になってみてください。
担任助手の仕事というのは将来社会に出たときに役に立つようなこともたくさん学べる素晴らしい職場です。
②消極的理由より積極的理由を
いろいろものを考えたり行動をするときに絶対何かしら理由がありますよね。
その時に〇〇が嫌だから、やりたくないからこれをするみたいな消極的な理由ではなくて、〇〇がしたいからこれをするみたいな積極的な理由を選んでほしいです。
高校生の皆さんに身近な例で伝えると、
消極的理由:数学が苦手だから私立文系、国語がやりたくないから理系を選ぶ
積極的理由:早稲田のこの学部に魅力を感じたから、理系に進んでこういう研究をしたいからみたいな理由で志望校の選択をする
消極的理由:顧問に言われたから部活でこういう役割を担う
積極的理由:チームにこういう形で貢献したいから〇〇をする
といった感じです。
なぜこういう思考を持ってほしいかというと、積極的理由の方がやろうとしたことの成功率が高いですし、何より圧倒的に楽しいからです。
僕が実際にこのような考えを持つようになったきっかけは、いろいろあるのですが特に大きかったのを2つ紹介します
1つ目は受験生時代の志望校選びについてです
私は最初から横浜国立大学を目指していたのですが、初期の理由は消極的なものでした。
理系で国公立に行きたいということは漠然と決まっていたので、そうすると関東圏なら東大か東工大か横国かな、、でも東大と東工大はレベルが高すぎるから無理かな、、そうしたら自然と横国になるのかな、、といった理由で横国を志望していました。
そんな理由では当然モチベーションが上がるわけもなく、なかなか勉強に身が入らない時間を過ごしてしまいました。
そこである時横国のオープンキャンパスに行く機会があり、前々から少し気になっていた情報工学EPの説明を受けました。
そこで聞いた研究の話が自分にとってストライクで、横国に行ってこの研究室に入りたい!と思うようになりました。
それから受験に対してのモチベーションが上がり、何よりあまり好きではなかった勉強が苦ではなくなったことを覚えています。
2つ目は担任助手での経験についてです。
ありがたいことに、僕は担任助手の中でチームのリーダーを担わせていただく機会がありました。
ただ、僕は責任を負うことや忙しくなることがあまり得意ではなく、前向きではなかったのですが、当時は校舎長に任命していただいたからとりあえず初めてみるといったスタートでした。
これでは消極的理由ですね。
リーダーになってみたもののあまりうまくいかず、結果も出ないわ楽しくもないわ最初の3か月くらいはしんどい日々を過ごしていました。
最初の大きな山場を越えた後に、自分なりに考えてみました。本当にこのままでいいのかなと。
仕事の意義をみつめなおしてみたり、自分がやりたいことを考えてみたり、自分や校舎がどう成長できるか考えてみたりなど
そうしたらだんだんリーダーをやる意味が見いだせてきて、自分がリーダーとして藤沢校に貢献したいと思えるようになってきました。
それからはとても楽しく仕事ができ、結果的に自分の望む結果も出せたといういい経験ができました。
この時の経験は今でもいろんな面で活かされています。
皆さんも今まで何か行動を起こすときや決断する時など消極的理由から来てしまっていることないですか?
積極的理由で物事を決断してみるもよし、消極的理由で始めたものの中で自分なりに積極的理由を見つけてみるもよし。
せっかくなら前向きに頑張れる選択をとってみませんか?
③泥臭く頑張ることのカッコよさ
何事もそつなくスマートにこなす人って誰から見てもかっこいいですよね。
僕もそういう人に憧れはあります。
では、果たして全然スマートではなくがむしゃらに泥臭く頑張っている人ってかっこ悪いのでしょうか。
僕はそうは思いません。
僕はこれまで泥臭く頑張る人にたくさん心を動かされてきました。結果を出してきた人もたくさん見てきました。
自分なりの勉強の仕方がまだ見つかってなくても試行錯誤しながら頑張る受験生。
毎日毎日開館前から並んで閉館まで頑張る受験生。
部活や学校も忙しい中、死に物狂いで高マスを進める低学年生。
生徒が大好きで、一生懸命考えたり、どんなに忙しくてもたくさん時間をかけて生徒指導を頑張っている藤沢校スタッフのみんな。
みんなかっこいいし、みんな僕の憧れの人たちです。
別にスマートでなくたっていいんです。
地道でも、泥臭くても、前に進んでいるんですから。前に進もうと努力しているんですから。
一番かっこ悪いのは地道に泥臭く頑張ることを下に見て、結局何もしない人たちです。
必死にもがきながらも頑張り、何かをつかみ取れる人になってほしいです。
最後に
生徒時代は約1年間、担任助手として4年間、本当にお世話になりました。
生徒時代にお世話になった担任助手、一緒に働いてきた尊敬できるところがありすぎる担任助手の仲間たち、藤沢校で全力で頑張ると決意してくれた生徒のみんな、たくさん慕ってくれた担当生徒のみんな。
みんな大好きで憧れでかけがえのない5年間でした。
こんなにも校舎が一丸となっていて、素敵な場所はなかなかありません。
東進藤沢校は日本一の校舎です。
これからもどんどんいい校舎になっていくことでしょう。
離れたところからではありますが、応援しています。
僕自身も新しいステージで頑張ります。
本当にありがとうございました!!
担任助手4年 山本遊大