発展途上国で苦しむ人を支援したい | 東進ハイスクール 藤沢校 大学受験の予備校・塾|神奈川県

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2023年 10月 7日 発展途上国で苦しむ人を支援したい

安達です。

本日は機会をいただけたので、私の志について述べたいと思います。

私の志は、発展途上国の子どもたちのために支援をすることです。まずはこの志を持ったきっかけから話させてください。

私の通っていた保育園はカトリック系であり、人にやさしく、を何よりも重んじていました。みなさんも、‘‘汝隣人を愛せよ。‘‘というキリスト教の黄金律は聞いたことがあるのではないでしょうか。その教育の一貫として、幼い頃から海外にはその日1日生きることもままならない子どもたちが多くいることを知っていました。また、昼ごはんの時間を通しても、私が残した一口分のご飯が食べられずに亡くなっていく命が多くあることを知り、以来絶対にご飯は残さないようになりました。

 
保育園を卒園してから12年間の学校教育を通し、国内には社会的・経済的な弱者が居ることを学びました。しかしながら、それよりも低次元での貧困に苦しみ、衣食住さえ保証されずに暮らす人々のことが常に頭にあり、いつからとは言えませんが発展途上国の人々のために貢献する人生にしたいと考えるようになりました。
 
ここで、私の一番の課題が浮き彫りになります。どのようなかたちで貢献してよいのかが調べても調べても固まらず、また途上国の実情も見たことがないため何も具体化され得ないということです。
 
この悩みは受験生と本質的には似たものであるという自覚があるため、私なりのアドバイスをさせてください。
 
今自分がやっていることが将来の何の役に立つか分からないというあなたへ。
ここには将来やりたいことが決まっていないという人、決まっているからこそ大学受験が関係ないと思う人がいると思います。
 
あくまで私の狭い知見の中の話であるのでご了承願いたいのですが、大学受験をする高校生の中でほとんどの人は、将来やりたいことがありそのために頑張るというモチベーションで勉強はしていません。実際には周りが受験するからだとか、大学に行った方が選択肢が広がりそうだからという理由で勉強しています。それを否定する気はさらさらないのですが、なんで大学受験をしているかわからないという疑問を持てたあなたはすごいと思います。
ただ、今やっていることがなんの役に立つかは分からずとも、そのうえでそれを懸命にやりきるということもまた大切な事実です。どんなきっかけであれ一般受験をするという道を選んだのはあなた自身なのだから、そこに責任を持ってほしいと願います。
 
念のため勘違いしてほしくないのは、今やっている勉強が点数が上がるための勉強でないのなら、今すぐにやめてください。
なぜ勉強しているかがわからないことは肯定すれども、何の勉強をしているかがわからないことは決して許されません。受験生としてあるべき姿勢から完全に乖離しています。あくまで受験生は常に少しでも点数を取るために何をすべきか、常に分析と研鑽を続けなくてはならない生き物であるということは肝に命じておいてください。
 
私の志からだいぶ逸れてしまい、説教になってしまいました。
 
将来の発展途上国への支援をしたいという私の志と現在の私の生活(東進での指導や教育学部での勉強)が直接関係ないと思われる方が多いと思いますが、人と接するという機会は机上では学べず、実践でしか得られないものだと捉えています。どのような形で将来生きるかは検討も尽きませんが必ず私を支える軸となり、また指針を示す標ともなってくれるでしょう。
 
スティーブジョブズも言っていましたが、今やっていることが役に立つとわかるのは今ではなくて、ある日突然点と点が線で繋がるその日が来るのだそうです。
 
それを楽しみに皆さんも今を頑張ってはみませんか。
 
2年担任助手 安達