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2022年 4月 9日 化学のスペシャリストになれ ~化学の勉強~
こんにちは。藤沢校担任助手2年の小林です。最近、日々の寒暖の差が激しく、4月のうちに四季が一周してしまいそうですよね(笑)
さて、今回は、自分が大学でも専攻している「化学」の勉強について少しお話していきたいと思います。
(「化学が嫌い」「化学で何をやっているのかわからない」「molってなんなの」みたいな声をよく聞きます。大学で化学を専攻している自分は悲しいです、、)
まず、高校化学は大きく分けて、3つの分野から成ります。
①理論化学
高校化学の中で一番ボリュームがある分野です。化学のすべてはここから始まります。最低限の知識をもとにした計算・思考力を求められます。化学反応の基礎原理や反応の仕組みについて学習します。
②無機化学
金属や各種元素・イオンの性質・反応を学びます。完全に知識を入れることを求められる分野です。
③有機化学
有機化合物(炭素や水素など特定の元素からなる物質です)の性質や反応について学習します。高校化学では記憶重視の分野ではありますが、入試では知識に伴う思考力を問われます。
上記の分野ごとの特徴を踏まえると、
まず理論化学をしっかりと修めてから有機・無機化学の学習に入るのが鉄則です。なぜなら有機・無機化学で登場する様々な反応について「なぜ起こるのか」「仕組み」を理論化学で学習するからです。そうでなければ、ただの暗記だけの分野となり、つまらないし、本質もつかむことができません。
①理論化学で酸化還元、中和、平衡など物質の化学反応のメカニズムを知る。
②理論化学の分野を「セミナー」などの参考書を用いて基本レベルを徹底的にしみこませる。
③有機化学もしくは無機化学の学習
④有機・無機化学の基本的なレべルを徹底的に演習
①~④を繰り返し、掴めてきたら重要問題集などの入試レベルの粋を集めた問題集を活用して化学の世界に踏み込んでいけると,わくわくしますよ。
現代社会を根本から支えているといっても過言ではない「化学」。高校生活のうちに少しでも味わってみようじゃないですか。
(担任助手 2年 小林巧)