ブログ
2023年 12月 2日 併願校の選ぶポイントとは?
共通テストまであと約1ヶ月。迫る本番への期待と不安が押し寄せる日々だと思います。
第一志望校合格、それが皆さんの目指す場所。そのためにも、自分に合った併願校を選ぶことがとても重要になります。
今回は併願校を選ぶ上でのポイントについて話そうと思います。
目次
① 併願校を選ぶ上での4つのポイント
② 実際の併願校の例
③ 最後に
① 併願校を選ぶ上での4つのポイント
まず、併願校を決める4つのポイントについてです。
1 挑戦校、実力校、安全校のバランスを意識する
挑戦校、実力校、安全校のバランスが重要です。挑戦校は自分の現段階のレベルよりもやや高め、過去問を解いてもう少しで合格点に届きそうくらい。実力校はちょうど自分のレベルくらい。過去問を解いて合格点が取れる時もあるし、取れない時もある大学です。安全校は、絶対合格できるレベルの大学。冗談抜きで熱が38度合っても合格できるような大学のことです。挑戦校を4校、実力校を3校、安全校を2校が定石かなと思います。第一志望校のレベルや自分の希望で多少左右すると思いますが、この数字を意識して併願校選びを進めてほしいです。
2 連続受験は2日まで
本番の受験ってどのくらい体力使うと思いますか?結構疲れそうだなって思っていると思いますが。多分皆さんの想像以上に疲れます。感覚、模試の3倍くらい。私は、最初の私大受験日、疲れすぎて電車を3駅寝過ごしました。身体的、精神的負荷がかなりかかるので、連続での受験は多くても2日まで。それ以上連続させると体調崩します。
3 試験方式を吟味する
大学受験って年々多様化していて。入試方式が本当にたくさんあります。受験科目を絞った方式や英語重視式、外部英語試験利用入試だったり。たくさんあって何が何だかわからなくなってしまいそうですが、しっかり自分で調べて、どの方式で受験するのか決めましょう。わかりにくい部分は遠慮なくスタッフに聞いてください。
ひとつ方式選びで注意なのが、英語試験免除の外部英語試験利用入試。英語が得意で英検持ってるからこの方式みたいな感じで選びがちな方式ですが、、。英語の試験免除ということは、他の受験生と良い意味でも悪い意味でも差がつかないということです。英語が苦手で本番失敗しそうと感じている人にはとてもお勧めですが、英語が得意な人は一般方式で自分の強みを伸ばせる形にしましょう。とても勿体無いです。
加点方式の英語外部利用試験はどんどん活用してくださいね!
4 自分が行きたいと思える大学
バランスや日程など、併願校選定にはいくつかの要素がありますが一番大事なのは自分が通いたいと思える大学を受けることです。たとえ併願校でも学びたいことが学べない、あまり行きたいと思えない大学を受けても意味がありません。過去問や対策に割く時間もあるわけですし。行きたくない大学の対策は身が入らないですしね。
そして、大学受験は一つの通過点です。大学で学びたいこと、将来自分が成し遂げたいことを実現するために皆さんは今勉強を頑張っているはずです。自分自身のゴールをとりあえずどこか受かれば良いとせず。志を持って併願校を選んでください!
② 実際の併願校例
私や私の後輩の例を参考にしてみてほしいです。
1 宮本の場合
・東海大相模高校(受験する人が少ない高校)
・英国世の早稲田志望(早稲田進学)
・英語、世界史に自信あり。国語が苦手
私はどうしても早稲田に入りたかったので、早稲田を5学部受験しました。英検やTEAP、TOEFLを活かせる上智大学や立教大学に加えて、問題の相性が良かった明治も受けました。安全校として明治学院と駒澤を受ける予定でしたが、共通テストが点数が良かったので、明治学院は出願しませんでした。
2 宮本の後輩①
・偏差値高めの公立高校
・英国日の早稲田文化構想学部志望(第一志望合格)
・英語や国語は共通テストや過去問で高得点が取れているが、日本史に不安があり。
本人的に明治学院より偏差値が低い大学にいくつもりがなかったので、安全校は少なめです。その分MARCHを多めに受けています。英語が強かったので全ての学部を一般方式で受けています。
3 宮本の後輩②
・高校の半分くらいが受験する私立高校
・英国世の青山学院志望
・受験勉強を始めたのが遅めだったので全科目で不安の残る。特に英語の苦手意識を持っている。
浪人は絶対なくて、不安がかなり募っていたので、関東学院まで受けることになりました。英語が苦手でしたが、11月に英検の2級が取れていたので、英語外部利用試験を利用していました。
3 最後に
併願校決めで悩んでいたら、たくさんスタッフに相談してください!実際に受験を経験した大学生からアドバイスが必ず参考になるはずです。
そして併願を決めるとき、もう一度自分がなぜ大学受験に挑戦するのかを見つめ直してほしいです。
良い大学に行くことだけが全てではない今の日本で皆さんがなぜ大学受験に挑戦し、毎日努力しているのでしょうか。勉強を毎日やり続けることは楽なことではないし、点数が振るわず落ち込むこともあると思うし。そんな毎日を踏ん張り続けているのは何ででしたでしょか。私の場合は、早稲田に憧れていたことと最後までやり遂げられる自分になりたかったからです。
大きな怪我をして高3春に途中で部活引退しました。完治不可の怪我だったので仕方がないことだったのですが、途中で逃げ出してしまった自分が結構嫌でした。付属校に通っていたため内部進学の選択肢もありましたが、高校生活で何か一つやり遂げたい感じ、憧れていた部活の先輩がいる早稲田大学を志望しました。同級生はたくさん遊んでいて自分に負けそうになったこともたくさんあったけれど、自分が頑張ろうと思った根本に立ち返り努力し続けることができました。大学生の今もこの経験は自分の自信につながっています。自分は一年間努力を続けられるという自信です。
ずっと勉強をしていると、勉強をすることが目標になってしまいがちですが、志望校に受かること、大学受験を頑張ろうと思ったきっかけを大事にして日々の勉強に取り組んでほしいです。併願校選びを見つめ直すきっかけにしてくれればなと思います。
担任助手3年 宮本